林道子のみちみち日和

金魚の夢

先月、ついうっかりしていて気づかなかったのですが…

こちらでフォトエッセイの連載をさせていただくようになってから、早や2年の月日が経ちました。たまに特例はあるものの、日々の仕事や生活の合間に、ほぼ2週間に一度の割合で、写真を選び文章を綴る… 何を書いても自由、と、たいへん有り難いお題をいただき。私のように日々の生活のなかでのささやかな気づきや、そのときどきの感情や思考の起伏などに触発されて写真を撮っているものにとっては、2週間に一度、なにをピックアップしていくのか… 作品として写真をまとめていくうえでも大きな手がかりとなり、また日々の暮らしの波のなかに流されるままになりがちな日常の、大切な節目となっています。そしてもちろん、きっとほぼリアルタイムで読んでくださっている方がいる!と想像して、そのことがまた、連載をつづける大きな励みになっています。

あらためて、この拙い原稿を楽しみにしてくださっている方たちに…そして、この場を与えてくださっているSawawaの皆様に… 心よりの感謝を捧げます。

ありがとうございます!!

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夏の間は… とても混んでいるのではないか、と敬遠して、なかなか近づけなかった水族館に、いよいよ夏休みも終わり、という8月も末になって、また足を運んでみました。 それでも、やっぱり昼間は混んでいるだろう… と、今回は、夜の21時まで開館している すみだ水族館 へ。

すみだ水族館では「夏の粋。ここは、お江戸の水族館。」と銘打った、葛飾北斎の『北斎漫画』から想を得た展示が9月1日まで展開されていて、それもまたとても興味深かったのですが… 北斎と関連づけた企画は秋の展示に切り替わってもつづくようなので、それはまた別の機会に触れることにして。

今回は、江戸時代からの夏の風物詩として馴染みの深い、金魚の展示に吸い寄せられました!

かなり大きめの水槽に、江戸錦やランチュウなどの華やかな金魚がたくさん泳いでいる様は、なかなか圧巻♪♪

日頃の私の嗜好からは…どちらかといえば  きもい!!えぐい!! と敬遠してしまいがちな、この手の金魚たちですが… 逆に、日ごろ見かけない物珍しさからの好奇心もそそられて。。

…頭の部分に 肉瘤 が発達している金魚がたくさん…

一見 どれも似たり寄ったりに見えるけれども、よくみると、かなり個体差があって、それぞれにとても個性的。

動きの敏捷なものは…

自分から他の金魚に体当たりするかのように弾丸のような勢いで泳いでいったり、水面まで急上昇してアクロバットのような身のこなしを見せてくれたり。

とてもコケティッシュな表情や身振りをみせるものがいるかと思えば…

…なんとなく ぼんやり ゆったり

他の個体を避けるかのように、一人静かに泳いでいるのがいたり…

michikohayashi_Sawawa052-7.jpg

このコは、背びれがなくて、からだの色が紅白の更紗だから… きっと ランチュウ。

卵虫とも書くのだと知ると、なんとなく納得しちゃう。。。

このヒトは… 背びれはないけど、体色が白と赤と黒だから… 秋錦でしょうか。

下から見上げたら… 尾びれの美しさに ウットリ。。。

なんとなく、スカートめくりしたくなる男子の気持ちがわかるような、、、

けなげに動かす小さな胸ビレや腹ビレが なんだか天使の羽のように感じられてきました

江戸時代から、好事家たちに交配を重ねられ、綺麗な種や個体を残すために間引かれて…

本来の自然な姿からは、かけ離れつつ、日本人に愛翫されつづけてきた金魚たち。。

金魚たちは なにを想い なにを夢見て生きるのだろう

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前回・前々回と、ここで紹介した tanaproject の方たちが、9月15日 (日) と16日 (月・祝) の2日間、ちょうど2周年のチャリティワークショップを東京で行うそうです。

私も、16日に参加したいと思っています。
もし、気になっていらっしゃる方がいたら、ぜひ、かわいい棚や椅子やフォトフレーム、鳥の巣箱を…作りにいらっしゃいませんか?
http://tana-project.blogspot.jp/2013/08/tanaprojectws-galleyyoluca-91516.html?spref=fb

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みちのうを

2013年9月18日